オイルショック

現在、原油価格は相変わらず高どまりしています。

確かに日本経済は停滞してるとはいえ特に大きな経済的な混乱を引き起こしている様子はありません。

第四次の中東戦争当時には、トイレットペーパーもなくなるほど日本全体がパニックを引き起こし、原油価格が急激に上がった第一次オイルショックが起こりました。

この時には便乗値上げも相次いだため、「狂乱物価」と呼ばれる年率20%をこえるインフレが起こります。

国内総生産成長率がマイナス0.5%と戦後はじめての減少を記録しました。

このときの経験から、石油不足になると経済が混乱するという神話が生まれます。

この騒動の後、危機管理の対策として、日本各地に巨大な石油備蓄基地が建設され非常時に備える政策が取られるようになります。

さらに官民あげての省エネ対策やエネルギー源の多様化、また産業構造の変化により、今日では1970年台当時の約半分程度で経済活動ができるようにもなりました。

つまり、同じ経済価値を創出するのに半分以下の原油しか必要なくなっているということです。

したがって1973年当時と比べれば原油の価格が高騰しても経済への影響は限定的になり日本の経済力はタフになったのです。

そのため現在でもガソリンの価格は高いままではありますが、昔と比べると、日本経済も学習しているということでしょう。

また日本近海に埋蔵されているメタンハイドレートなど石油や天然ガスが枯渇するという危機から考えられるガソリン高騰に対抗できる新エネルギーの利用が現実的になれば、さらに底力をつけることもできそうです。

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